二俣尾の家~青梅材で紡ぐ、伝統構法の家~、始まりました!

二俣尾の家~青梅材で紡ぐ、伝統構法の家~、始まりました!


去年から打ち合わせを重ねてきた
【二俣尾の家~青梅材で紡ぐ、伝統構法の家~】
先日無事に着工しました。

こちらの家は、”伝統構法(木組み)で建てる気候風土適応住宅(石場建て)”で、
地元青梅の木材を使って建てていきます。
(この土地に生えていた、樹齢160年ほどの杉も使用します。)

地元で育った木を、地域の製材所で加工し、
当社の大工が墨付け・刻み・組み立てを行う――
地域の中で完結する、循環型の家づくりです。


伝統構法による家づくりとは?
釘や金物に頼りすぎず、
木と木を継手・仕口で組み合わせてつくる、
日本古来の木造建築技術のひとつです。

木材そのものの耐力を活かし、
しなやかさと耐震性・耐久性を兼ね備えた構法です。

主な特徴
①釘や金物に頼りすぎない「木組み」
・柱と梁を継手・仕口で組み上げる
・木の伸び縮みを前提とした構造
・解体や修理、増改築がしやすい

② 揺れを受け流す「しなやかさ」
・固めすぎず、揺れを逃がす構造
・地震時に一気に壊れにくい
・法隆寺などが現存している理由の一つ

③ 木の力をそのまま構造に使う
・無垢材の太い柱・梁を使用
・木の粘り・強さ・復元力を活かす
・構造材が見える「真壁」が多い

④ 職人の技術が生きる
・大工の墨付け・刻みの技術が重要
・同じ家は二つとない
・「人の手でつくる家」


気候風土住宅とは?
日本の気候・風土・伝統的な住まい方に適応した住宅として
国が認めている住宅の考え方です。

現在の省エネ基準は、
「高断熱・高気密」を前提としていますが、
日本の伝統的な家は
「深い軒」
「開放的な間取り」
「土間・縁側」
など、別の理屈で快適さを生み出してきました。

主な特徴
① 自然を活かす住まい方
・夏:風を通し、日射を遮る
・冬:日射を取り込み、蓄熱する
・機械に頼りすぎない暮らし
② 地域性を重視
・地元の木材(地域材)
・地域の工法・文化
・土地の環境に合った設計
③ 伝統構法との相性が良い
・真壁構造
・大きな開口部
・深い軒や庇
④ 現代基準との折り合い
・構造安全性は現代基準で確認
・断熱や耐震も、できる範囲で最適化
・伝統 × 現代技術の融合


これから少しずつ、
家づくりの様子をお伝えしていきます。

投稿日: 2025年12月18日editor
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