天然乾燥材

天然乾燥材

狭山市の
【広い土間のある、天然乾燥材の手刻みの家】

こちらの住宅は、お施主様がお持ちだった天然乾燥材も使って、手刻みで建てます。

山に生えている状態の立木の含水率は150~200%と言われています。
家を建てる場合、この含水率を20%以下にしないといけません。
その為に、乾燥させる必要があります。

乾燥の方法として、【人工乾燥】【天然乾燥(自然乾燥)】があります。

【人工乾燥】は、機械を使って短期間で強制的に乾燥させます。
短時間で使えるようになるというメリットがある反面、木の組織が死んでしまい、
油分・香り・色・吸湿能力などを失っていまいます。

強度の面においても、完成直後が最大強度で、そこから徐々に劣化していきます。

【天然乾燥(自然乾燥)】は、屋外に桟積みして置いておき、自然と水分が抜けるのを待つ方法です。
時間がかかり(半年から1年、場合によってはもっと)、環境に左右されるというデメリットはありますが、
時間をかけてゆっくり乾燥させるので、油分を失わず粘り気のある強い材木になります。

強度も、完成直後から、生きた年数をかけて最大強度になると言われています。
(樹齢100年の木であれば、100年かけて最大強度になる)

ですが。。。
天然乾燥材は、収縮・反り・曲がりなどが生じるため、木の癖を見極めて、使用箇所を考え、加工する必要があります。
1本1本癖も異なりますが、成康の職人さんはしっかり見極めて、加工していく事が出来るのです!

今、ちょうど新工場で、天然乾燥材の加工や、墨入れを行っています。
(新工場や墨入れに関してはまた後日。。。)

非常に大変な作業ですが、やりがいがあります。
成康の職人さんたちは、楽しんでこれらの作業を行っているそうです♪

事前にご連絡をいただければ、こちらの新工場の見学も可能です。
このような作業を見る機会はなかなかないと思いますので、興味のあるかたはぜひ。

投稿日: 2020年5月28日成康工務店